はるまきさんの記録

自死遺族として考えたことを記録します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

生きる理由

なんだか同じようなことを書いている気がします。 でも仕方がありません。それでも良いのです。 コロナ禍で開催されなくなってしまったことをきっかけに、私はそれまで10回弱も参加していた自死遺族の分かち合いに参加しなくなっていたのですが、先日、オン…

2年

2年が経った。おととい3回忌をした。亡くなった年を1回忌、次の年が2回忌、今年が3回忌となり、現実に経過している2年間と感覚は異なるのだけど、今回行った法事は3回忌なのだという。コロナウイルスの影響で親戚などは呼ばず、母、兄夫妻とその子ども、私、…

近いからこそわからないことがあり、遠いからこそわかることがある

私は父を自殺で亡くしてから、もう大切な人を自殺で亡くしたくないという思いや、父の自殺の兆候に気がつけなかった後悔のために、自殺やうつ病について少しずつではありますが勉強しています。その中でゲートキーパーというものがあることを知り、先日研修…

「父の自殺の兆候に気がつくことができなかった私」がいま思うこと

父を自殺で亡くした自死遺族である私が思うことを書きます。ただ、私は専門家ではありませんし、あくまでこれは、「父の自殺の兆候に気がつくことができなかった私」が思うことです。どうかご理解ください。私は父を助けてあげられなかった分、大げさだけど…

生きることの目的

あいかわらず善財童子は美しい眼をしていた。ひとの眼というより、兎の眼だった。それはいのりをこめたように、ものを思うかのように、静かな光をたたえてやさしかった。(略) 小谷先生がみな子をあずかる決心をしたのは、バクじいさんのあのすさまじい話を…

父の気持ち

私の父は2018年11月に自殺しました。それから色んなことをこのブログに書いてきました。以前に比べて自分が不安定になったと感じていますが、時間が経ち、爆発しそうなほどの感情を覚えることはほとんどなくなってきました。今日は、自殺に至った父の気持ち…

感情の抱え方について

先日、カウンセリングへ行ってきた。地域の繁華街にあるビルの一室を利用して営業しているような、そんなところ。時間は1時間20分で、初回割引が効いて9000円。こういったところへは初めて行ったのだけど、行って良かったとは思ってる。ひょっとしたらもう一…

感情を喚起するもの

昨日、ある仕事の打ち上げがあった。 その打ち上げに来るほとんどの人は気安い関係であるのだけれど、少しだけほとんど知らない偉い人がいた。事前に一緒に行くみんなと「行きたくないね」なんて話していたのだけど、みんな行きたくないと思っているのだし、…

清算は済んだ。今は少し休もう。

本当に清算が済んだわけではないのだけど、いまはすこし、父のことを考えることを休むことにしました。 この考えに至ったのには、2つきっかけがあります。 1つ目はインフルエンザになったこと。昨年のクリスマス前後、私はインフルエンザになりました。病…