はるまきさんの記録

自死遺族として考えたことを記録します。

2021-01-01から1年間の記事一覧

3年

3年が経った。命日の前日の夜、実家へ帰った。いつものように、母に車で駅へ迎えに来てもらった。そのあと、家で母と生協で頼んだ豚の角煮を食べた。当日、私は午後からオンラインで大学院の講義を受ける予定だったから、午前中にお墓参りに行こうということ…

いまここで、このいまを

昔から、たくさんの人が、私たちにとって唯一大切なことは生きているこのいまなのだと、そう説いてきたと思う。それに、そんな情報が今の世の中にも溢れてる。 私もそんなものの受け売りではあるけれど、大切なのは、私が、私の人生を、いまここで、このいま…

自分の限界

「みかげはみどころありそうだから、ふと言いたくなったのよ。あたしだって、雄一を抱えて育ててるうちに、そのことがわかってきたのよ。つらいこともたくさん、たくさんあったわ。本当にひとり立ちしたい人は、なにかを育てるといいのよね。子供とかさ、鉢…

父の自殺とインターネット

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 " data-en-clipboard="true">2018年11月父が自殺した。 父の自殺は私の人生で最も衝撃的なできごとで、それからしばらく、私は正解を求めてインターネットをさまよった。 結論から言えばここに正解な…

どこまで

どこまでが自死遺族としての記録となるのだろう。そんなことを思ったけれど、きっとそれは、おとんが死んでからの人生すべてということになるのかなぁ。 父が死んでからのとても苦しい期間を経て、この4月に私は大学院生になりました。法科大学院。なぜ法科…

これから

2018年11月に父が自殺してから2年と5か月が経ちました。すごく苦しい時期もあったのですが、これまで私はなんとか生きてきました。私にとって父の自殺は人生において最も衝撃的なできごとで、今、私の人生は大きく変わりつつあります。今日はそのことを書い…

すべてがわかったような気のする

ときがあって、すぐにまたわからなくなる。なんとなく気分の良いときがあって、なんとなく気持ちが沈むときがある。ずっとここにいるような気がしてくる。 あ、大丈夫かもしれないと思った。けれど、大丈夫じゃなかった。これは元々の自分の性質なのか、違う…

やさしくてあたたかな気持ち

少し前、仕事の関係でFACEBOOKのアカウントを作らなくてはならなくなった。 SNSは苦手だから嫌だなぁと思っていたけれど、登録してみると、おとんのFACEBOOKが出てきた。 おとんがFACEBOOKをしていたことは知らなかったけれど、なんとなく、あそっかやってた…